箒は、生活用品でありながらも「払う・清める」などの機能から様々な使われ方をしてきました。
あまり歓迎されない客には、箒を逆さまにして置いておくなどは、良く言われる話ですが、掃き出すと言う事から
妊婦さんのお腹を撫でると安産になるとか、魔を払う、と言う意味で亡くなった人の横に置いたり、葬列の先頭の人
が掲げていたなど、地域や時期によって様々な使われ方をされていました。
「中津箒」
明治時代より作られていたものを発展させました。
原料であるホウキモロコシを全て一貫した無農薬の自主生産をし、
製造を職人の手作りで行っている事で、柔らかくコシがあり、
耐久性のある箒を生産しております。
穂先を殆ど切らず、丁寧に揃えて柔らかく編込む為、畳だけでなくフローリングなどの掃く対象を傷つけず、細部まで届き、折れにくく大変長持ちする箒をお届けする事が出来ます。
「保管」
保管の際は、必ず壁にかけてあげて下さい。
穂先はとても柔らかいので立てかけると重みで曲がり。クセがついてしまいます。
直射日光などでも色が落ちてしまいますが、品質には問題ありません。
風通しの良い、日陰が最適です。
「汚れたときは」
お掃除の道具ですので汚れはつきものですが、汚れてしまった場合は水洗いして戴いて
問題ありません。
ただし、天然の物ですので長い間濡らして置くと、カビなどの原因になります。
洗った後は水を払い、風通しの良い場所にかけてあげて下さい。
洗剤などは、あまりお勧めしていません。
「クセがついたら」
大切に使っていても、少しずつ穂先は曲がってきます。
掛けておけば自然と直る程度もありますが、つまんで直してあげたり
クセが大きい場合には、水やぬるま湯に浸してから新聞紙などに挟み、
重石をして乾かすと真っ直ぐに直せます。
それでも傷んできたら
穂先は数mmずつ、切ってしまっても大丈夫です。
根元に行くほどに穂先は硬くなるので、最初は座敷、次に板の間、土間、庭と
順番に降ろして行くのが昔ながらの使い方です。
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